丹沢シカ使用のジビエバーガーにクラフトビールも 小田急、秦野駅改札外に「丹沢日和」開業

山小屋をイメージした自然を感じられる店内

 小田急電鉄(東京都新宿区)は9月22日、秦野駅改札外コンコースに、丹沢方面へのトレッキングなどのアクティビティ拠点「Nature Activity Base TANZAWA BIYORI(丹沢日和)」を開業した。来年3月31日までの期間限定で、地場産食材を使ったメニューや特産品など飲食・物販を通じて秦野の魅力に触れられる。

 駅を輸送の拠点から「くらし」や「まち」の拠点にシフトする同社のプロジェクト「Meets at STATIONS!」の第1弾。地域活性化に取り組む秦野市の団体「ココハダLAB」が店舗運営を担う。

 店内は山小屋をイメージ。丹沢山系の映像を流すなど、自然の楽しみ方を考える場を提供し、通勤客や登山客などをターゲットに、開店から午後3時までは「カフェ」として営業する。同市産小麦を使ったパンや丹沢シカを使ったジビエバーガー、同市産茶葉を使ったミルクティーなどが味わえるほか、地場産の漬物やジビエ肉なども購入できる。午後3時以降は「金井酒造店」(同市堀山下)の日本酒や市産茶葉を使用したクラフトビールも楽しめる。

 内覧会では、同社エリア事業創造部の鈴木真理子課長代理が「地域の魅力発信の後押しができたことはうれしい」とあいさつ。秦野駅の勝間田兼二駅長も「ただの交通手段ではなく、駅を拠点として地元の方々と秦野をもっと盛り上げていきたい」と話した。

 営業時間は平日午前7時半~午後9時、土曜午前7時~午後10時、休日は午前7時~午後8時。不定休。

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