青い羽のエナガ発見、専門家「非常に珍しい」 福井の主婦が撮影

青い色の羽が見えるエナガ=福井県福井市の足羽山西墓地周辺

 福井県福井市の足羽山西墓地周辺でこのほど、青い羽のエナガを同市内の50代の主婦が見つけ、写真に複数枚収めた。専門家によると青い羽をしたエナガは非常に珍しいという。

 エナガは体長が約13センチの鳥で、綿を丸めたような体に長い尾羽が特徴。通常、翼は黒色をしている。足羽山では一年中見ることが出来る。

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 青いエナガは8月下旬の朝、枝に止まっていた群れに交ざっていたという。木の実や虫をついばむために枝から枝へジャンプしていたという。

 鳥類に詳しい福井市自然史博物館の出口翔大学芸員は「光線の状態で青くなっているのでなく、羽の構造が何らかの理由で変異して色彩が変わったのではないか」と話した。

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