企業誘致推進へ連携協定 平戸市とIT関連のWiz

企業誘致に関する協定を締結したWizの小川執行役員(左)と黒田市長=平戸市役所

 長崎県平戸市とIT関連企業、Wiz(ワイズ、東京)は6日、企業誘致の推進に向けた連携協定を締結した。同社が自治体と協定を締結するのは全国で初めて。
 同社は2012年創業。40万社超の取引先があり、Wi-Fi環境の提案などIT分野で企業をサポートしている。同市はオフィス系企業を誘致するため、同社の専門的知見や情報発信力の活用を目指す。
 協定では、企業誘致に向けた▽地域ブランディング▽情報発信と周知▽市の誘致活動への助言-などの取り組みでの連携を盛り込んだ。
 同市役所であった協定締結式で、黒田成彦市長は「進出を考える企業に選ばれる地域づくりに向けて、(同社の)知見とネットワークを活用できることは力強く喜ばしい」とあいさつ。小川隆義同社執行役員は「平戸市からの申し出はうれしい。Wi-Fi環境整備、情報発信、創業支援などで進出企業の定着を目標に進め、協定を実のあるものにしたい」と語った。


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