12日、海の恵みに感謝を表す「魚霊祭」が、広島市の中央卸売市場で行われました。
山崎 有貴 記者
「中央卸売市場です。きょうの魚の取り引きは終わったとのことですが、みなさん、また集まっています。スーツ姿の人も多く見られます」
魚霊祭は、海からいただく命に感謝するため、毎年、行われています。海産物の取り引きに関わる業者や行政の関係者たちが玉串を奉納しました。
その後、市場の発展を祈願して、桟橋からマダイ15匹が放流されました。
水産物部協議会 山本 英治郎 会長
「ずいぶん漁獲自体が減っているし、特に瀬戸内海では漁業者が高齢化していて、1人当たりの水揚げが減っている。7・8月はコロナが増えたので極端に市場で扱う数量が落ちている、これは現実」
卸売業者の広島水産によりますと、コロナ禍で減少した中央卸売市場での海産物の取り扱い量は、徐々に回復してきているということです。