岡山大留学生 神輿担ぎ住民と交流 矢掛・若宮神社の秋季大祭

神輿を担ぐ留学生と地域住民

 岡山大の留学生が9日、岡山県矢掛町江良の若宮神社の秋季大祭に3年ぶりに参加した。地域住民とともに神輿(みこし)を担いで練り歩き、再び交流を深めた。

 クロアチアやタイ、ベトナムなどからの留学生10人のほか、日本人学生7人も加わった。氏子らでつくる江良若宮神輿会とそろいの法被を身に着け、「ワッショイ、ワッショイ」と威勢の良い声を上げながら稲刈り前の田園地帯を歩いた。

 昼休憩には、留学生らが自己紹介や祭りの感想を発表していた。インドネシア出身の男性(28)は「参加者と一体になれるところが素晴らしい。参加できて良かった」と話していた。

 留学生の参加は、研究で江良地区に関わっている岡山大学地域総合研究センターの岩淵泰准教授と、地域住民でつくる「輝け! 江良元気会」との交流がきっかけ。2015年から参加していたが、新型コロナウイルス禍の影響で3年ぶりとなった。

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