クイーン『The Miracle』デラックス版発売決定。未発表曲や映像、インタビューが収録

2022年11月18日にクイーンの『The Miracle』がデラックス版として発売されることが決定した。LP/5CD/DVD/Blu-rayが収録されたコレクターズ・エディションの他には、2CD、7inchアナログ、1CD、カセット、LPが同時リリースとなる。

このアルバムの収録内容について、海外プレスリリースの全訳を掲載。

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アルバム制作とバンド名義のクレジット

クイーン(Queen)の80年代最強のアルバムかつ最も傑出した作品として広く認められている1989年の『The Miracle』は、全英およびヨーロッパの主要市場で1位を獲得、米国ではゴールド・ディスクを達成してバンドの地位を再確立するなど、世界的な成功を収めた。ブライアン・メイは、しばしば同作の表題曲を、クイーン史上最も好きな曲に挙げている。

『The Miracle』の制作が開始されたのは1987年12月。その後、1989年3月までセッションが行われ、そこから膨大な数の曲が生み出されている。それはクイーンの歴史における最も重要な時期の一つであった。

そこから遡ること15ヶ月、クイーンの大規模な〈ヨーロッパ・マジック・ツアー〉は、1986年8月9日、英国の〈ネブワース・パーク〉で推定16万人以上の観客を前に最高潮を迎えたまま終幕。その夜、バンドは——キャリア史上最大規模だった同ツアーにおける最重要公演の成功に乾杯しつつ——ステージを降りたが、このネブワース公演がまさか彼らにとって、“一旦踏み越えたら二度と戻れない一線”となるとは到底予見していなかっただろう。結果としてこれはクイーンにとってフレディとの最後のライヴとなり、バンドの長い別離へと繋がる一連の重要な瞬間の最初の一つとなったのである。

その後、バンドが13作目のスタジオ・アルバムの制作に着手するまでには15ヶ月を要し、1987年12月3日、彼らはロンドンのタウンハウス・スタジオに再集結。バンド内部のダイナミクスを根本から徹底的に再構築することになった。そしてクイーンは初めて、それぞれの曲を誰が思い付いたかに拘らず、作詞・作曲のクレジットをバンド名義として平等に共有することに決めたのである。クレジットについてブライアンはこう語っている。

「クレジットを共同名義にするというのは、僕らにとって非常に重要な決断だったんだ。エゴはスタジオのドアの外に置いて、本当の意味でのバンドとして一緒に取り組んだ。15年前からそうしていれば良かったよ」

ロジャーは次のように語る。

「様々な決定は、芸術的価値に基づいて下される。だから、『皆で全部を書いた』というのが合言葉なんだよ、エゴだとかそういった他のものに邪魔されることなくね。今の方が、前よりも上手く一緒に仕事が出来ているような気がするんだ。僕らは皆、かなり起伏の激しい性格だろ。色々な面で嗜好も趣味も違う。以前はスタジオでよく言い争いをしたものだったけど、今回は全てのソングライティングを共有することにしたんだ。すごく民主的だし、良いアイデアだと思う」

4人が一つに

この結束の表れは、バンドのアート・ディレクターを務めるリチャード・グレイが手掛けた、クイーンの4人の顔が1つに融合しているエレガントな『The Miracle』のジャケットからも伝わってくる。ブライアンはこう語る。

「このジャケットは、当時のグループの結束、つまり4人が繋ぎ目なく1つになっている一体感を表しているんだ。同時に、悪化していくフレディの健康状態に対応しながら、力を併せて彼を支えていたんだよ」

フレディが最早ツアーに出られない状況にあった一方、クイーンが依然として驚異的な創造性を有するバンドであることに変わりはなかった。ジョン・ディーコンが示唆した通り、彼らはライヴの場で生まれる不思議な力をスタジオ内で発揮したのである。

「レコーディングが始まってから最初の数週間は、皆で色々とライヴ演奏をしたり、曲をやったり、ジャム・セッションをやったりして、色んなアイデアが湧いてきたんだ」

収録楽曲について

「Party」と、生々しく粗削りなロック・ナンバー「Khashoggi's Ship(カショーギの船)」は、「自然に進化を遂げていった」とフレディは語る。アニタ・ドブソン(*ブライアンの現在の妻)の言葉に触発され、後に反アパルトヘイトの抗議活動にも採用された壮大な「I Want It All」は、バンドがスタジオ入りする前に書かれていたものだが、クイーンのコンサートで磨きをかけられたヘヴィ・ロックのパワーを力強く表現していた。ブライアンはこう話す。

「この曲をフレディと一緒にライヴで披露することは結局出来なかった。きっとクイーンのライヴに不可欠な中心曲となったはずだよ、間違いない。なぜなら、この曲は、観客が一緒に歌えるように作られた、参加型のすごくアンセム的な曲だからね」

ロジャーは次のように語る。

「(『The Miracle』の)曲の多くにはファースト・テイクが採用されているんだ。それで新鮮さを保とうとしたと同時に、バンドとして一緒に演奏していた時の熱意を全てそこに封じ込めようとしたんだよ」

クイーンの曲作りには、彼らが当時置かれていた個人的な状況も反映されていた。新聞の見出しから破り取られたようなドラマが展開する「Scandal」は、バンド・メンバーそれぞれのプライベートな事情に土足で踏み込んでくる報道陣に向けた、ブライアンの個人的な一撃であった。また、ジョン・ディーコンが特に賞賛しているフレディ作のナンバーで、アルバムを締めくくる高揚感に満ちた「Was It All Worth It(素晴らしきロックン・ロール・ライフ)」は、今にして思えば、フレディの健康状態を反映したものと解釈出来よう。

30曲以上の楽曲

加えて、ミックスを担当しているのが、『Live Killers』でアシスタント・エンジニアを務めて以来、クイーンと共に仕事をしてきたデヴィッド・リチャーズだ。『A Kind of Magic)』と『Live Magic』を手掛けた後、リチャーズは『The Miracle』の共同プロデューサーに就任。その「魔法使いのような天才的」技術力をブライアンから賞賛されている。

スタジオでの数ヶ月の作業を経て生み出された楽曲は、クイーンが1枚のアルバムに必要とする数を遥かに越えた、30曲以上にも上った。うち10曲がこのアルバムに収録され、他の曲は後にシングルB面やソロ曲として発表、あるいは『Innuendo』や『Made In Heaven』といった各アルバムに引き継がれていった。本アルバムからは、5枚のヒット・シングルが輩出されている。

ブライアンは次のように語っている。

「僕らの手元には様々なトラックの断片が沢山あって、その中には半分完成しているものや、アイデアだけのもの、殆ど完成しているものがあったんだけど、ある意味それは自然に起きたことだったんだ。取り上げて取り組みたいと常に思っている曲もあって、それで完成させる場合もあるし、『うん、これは素晴らしいぞ、でも今はこれをどう扱っていのか分からないな』という曲もあり、そういった曲は自然とお蔵入りになっていくんだよ」

このようにして使い残されたセッション曲の大半は、過去33年間、クイーンのアーカイヴ内に手付かずのまま保管されていた。

ディスク2『The Miracle Sessions』の内容

一方、クイーン・ハードコア・ファンにとって今回の最新ボックス・セットで最も期待が高いのが、アルバム全曲のオリジナル・テイクや、デモ、ラフ・テイクに加え、未発表曲6曲が収録されているディスク2『The Miracle Sessions』 である。

収録時間が1時間以上におよぶこのディスクには、殆ど伝説に近い存在となっている「Dog With A Bone」「I Guess We're Falling Out」「You Know You Belong To Me」、そして10月にシングルとしてリリースされた感動的な「Face It Alone」が初めて公式に音源化されており、実に興味をそそられる。それに加え、各曲のオリジナル・テイクやデモ、ラフ・カットに至るまで、『The Miracle』というアルバムが完成するまでの道標となった、埋もれていた貴重な宝物のような音源も収録されているのだ。

しかし、『The Miracle Sessions』の最も重要な宝石は、音楽のテイクの最後に収録されている会話部分ではなかろうか。ロンドンとモントルーのスタジオではテープが回り続け、4人のメンバーが極めてざっくばらんに語っている様子が捉えられており、フレディ、ブライアン、ジョン、ロジャーが軽口を叩き合ったり、議論したり、ジョークを交わしたり、時折フラストレーションを交えつつも喜びに溢れているさまが、ありのままのドキュメンタリーのようにリスナーに伝わってくる。

事前に用意した楽曲が殆どないままバンドがスタジオ入りしたこの時のセッションは、クイーンが最もインスピレーションに富み、瞬発力に溢れていたことを示しており、そういった雰囲気が音楽だけでなく、家族的なやり取りにも反映されている。フレディの言葉を借りれば、 「実際に一緒に曲作りをするという点では、今までで一番親密だったと思う」。

会話を一部を書き出してみると、

「皆が気絶してしまう前に、これだけ試してみてもいいかな?」
フレディ・マーキュリー(「I Want It All」)

「今は手の込んだことはやりたくないんだ……そういうのは後でやるよ」
ブライアン・メイ(「Khashoggi's Ship」)

というような具合だ。

クイーン史上初めて公開された『The Miracle Sessions』のアウトテイクは、ファンをスタジオ内に招き入れ、どんな“公式”プレス・インタビューよりも自然な内輪の様子を窺わせると同時に、ありのままのバンドのダイナミズムを体験させてくれる。茶目っ気たっぷりに、互いを励まし合い、ウィットに富んだ、時には愛情に満ちた叱咤のようなこういったやり取りには、『The Miracle』期、彼らがスタジオに再び戻って来た際に改めて取り戻した遅咲きの情熱に沸いている様子や、世にも稀な化学反応に駆り立てられ、相変わらず火花を散らし合っているこのバンドのありのままの姿が映し出されているのだ。

元々は11曲だったアルバム

また、「Too Much Love Will Kill You」が本作に復活したのも、このボックス・セットにおける初の試みだ。『The Miracle』は当初、11曲入りのアルバムになる予定だったが、出版上の問題が解決されずにいたため、最後の最後、土壇場になって「Too Much Love Will Kill You」が除外されるという経緯があった。その後、フレディのリード・ヴォーカルがフィーチャーされたクイーンのオリジナル・ヴァージョンが1995年の『Made In Heaven』に収録されることとなる。

今回、CDヴァージョンはお馴染みの10曲入りとなっており、オリジナルの曲順が忠実に再現されているが、このコレクターズ・エディションのLPレコード盤の方では、アルバム本編の一部として初めて「Too Much Love Will Kill You」が、当初1989年に収録されるはずだったA面の正にその位置に組み込まれている。

その他、『The Miracle Collector’s Edition』には、レア音源、アウトテイク、インストゥルメンタル、インタビュー、ビデオ等を豊富に収録。そこには、苦労を伴って撮影されたシングル「Breakthru」のビデオの撮影現場で行われた、ジョンの最後のインタビューも含まれている。

さらにこの豪華ボックス・セットには、未公開写真、バンドからファンクラブ宛に送られたオリジナルの手書きの手紙、当時のプレス評、フレディ、ジョン、ロジャー、ブライアンがアルバム制作や代表的なビデオについて回想している幅広いライナー・ノーツが掲載された、76ページのハードカヴァー・ブックを同梱。

本作は、伝説に名高いクイーン史上、極めて重要な瞬間を知る上での魅力的な手掛かりが数多く収録された、ファン待望の正に“奇跡のアルバム”=『The Miracle』だ。

収録内容解説

■アナログ盤LP : The Miracle (Long Lost Original LP Cut)

今まで誰も聴いたことのなかった『The Miracle』。1989年3月のマスターテープを元に制作されたこの“Long Lost Cut”では、1989年当時、A面の「I Want It All」と「The Invisible Man」の間に位置していた「Too Much Love Will Kill You」が本来の位置に戻されている。LPジャケットには、本アルバム史上初めて見開きジャケットを採用。

■CD1 : The Miracle

オリジナルのCDアルバムと同内容で、2011年にボブ・ラドウィックがリマスタリングした第一世代マスター・ミックスを収録。

■CD2 : The Miracle Sessions

新曲「Face It Alone」を含む、公開の要望が非常に高かったオリジナル・テイク、デモ、初期ヴァージョン、そして6曲の未発表曲を収録した、バンドの創作過程を知る上での手掛かりとなる魅力的な音源集。タウンハウス、オリンピック、マウンテンの各スタジオで行われた4人のメンバーの会話も収録されており、彼らの友情と音楽制作のダイナミズムを垣間見ることが出来る。

■CD3 : Alternative Miracle

アルバム本編の続編として提案された作品『Alternative Miracle』を再現。当時、『The Miracle』期の追加トラック、シングルB面曲、エクステンディッド・ヴァージョン、シングル・ヴァージョンを収録したコンピレーションの発売が当初検討されていたが、様々なリリース・スケジュールが重なったことから中止されていた。

■CD4 : Miracu-mentals

『The Miracle』収録10曲のインストゥルメンタルとバッキング・トラック。

■CD5 : The Miracle Interviews

バンドが自らの言葉で本アルバムの創作過程について語っているインタビュー集。一本目のインタビュー『Queen For An Hour』は、1989年5月29日にBBCレディオ1で放送。マイク・リードが司会を務めた同番組は、4人全員が揃った最後のグループ・インタビューとなった。この中でフレディは初めて、彼にとってツアーの日々が終わりを迎えたことを示唆している。

二本目のインタビューは、ロジャー・テイラーとブライアン・メイが、ボブ・コバーンが司会を担当するアメリカの人気ラジオ番組『Rockline』に出演し、番組内でリスナーの生電話に応じる様子が収録されている。日本盤CDにはそれぞの英語の文字起こしと日本語訳が収録される。

■Blu-ray/DVD: The Miracle Promo Videos

『The Miracle Promo Videos』は、5本のプロモーション・ミュージック・ビデオの他、ボーナス・コンテンツをBlu-rayとDVDの両フォーマットに収録。

 ボーナス映像:The Miracle Interviews 

1989年6月、「Breakthru」撮影現場でのロジャー、ブライアン、ジョンのインタビュー(聞き手:ギャヴィン・テイラー)。この日を最後に、ジョンはインタビューに一度も応じていない。

 The Making Of The Miracle Videos 

「I Want It All」「Scandal」「The Miracle」「Breakthru」のミュージック・ビデオ撮影の舞台裏の模様を収録した映像集。

 The Making Of The Miracle Album Cover

クイーンのグラフィック・デザイナーを務めるリチャード・グレイが、アルバム『The Miracle』の革新的なジャケットの制作方法について語ると共に、その様子を実演した映像。

■ハードカヴァー・アートブック

また、『The Miracle [Collector's Edition]』のハードカヴァー・アートブックでは、当時の評論家達が『The Miracle』のオリジナル・リリースに際してどのように反応したか、2ページにわたって振り返っており、常に魅力的かつ時に面白い読み物となっている。

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クイーン『The Miracle』

『The Miracle』は、核心に触れることの出来ない狭量な、もしくは愚かな人々を平然と無視し、クイーンが再び自分達の思うがままにロックン・ロールを再び定義し直したアルバムだ。

ヴォーカルのフレディ・マーキュリーはこれまで常に、彼の舌鋒鋭い自虐的な洒落にも気づけず、また彼が史上最高のロック・ヴォーカリストの一人であるという事実を認めることも出来ないまま、自画自賛に忙しい批評家達から最大級の非難を浴び続けてきた。彼が史上最高のロック・ヴォーカリストである例を挙げろと? 申し訳ないが、一つ残らず全曲だ。「Breakthru」と「Scandal」は、彼が今も軽々と最高音に到達出来ることを証明しているし、また「Rain Must Fall」と「My Baby Does Me」では、スキャットやソウルフルな激しさを込めたクルーニングが披露されている。見事だ。

今作では作詞・作曲者に個人名のクレジットがないため、ドラマーのロジャー・テイラーやベーシストのジョン・ディーコンの曲作りへの貢献度を判断するのは難しいが、「Khashoggi's Ship」のファンキーな瞬間にディーコンが手を貸す以上のことをしていたのは間違いないだろう。一方、「The Invisible Man」は紛れもなくテイラー様式のサウンドで、シャッフルする無気味なリズム・パッセージと前面に押し出されたベースワークが印象的だ。

並外れた本作のアレンジは、どんな音楽ジャンルであろうと好きに手を出すことが出来るこのバンドの才能によって生まれたもので オペラからメタルに至るまで、幅広い領域に挑戦してきた個々のメンバーの経験に刺激を受けたことは疑いがない。タイトル曲「The Miracle」と最後を締めくくる「Was It All Worth It」は、「The March of The Black Queen」(1974年『Queen II』)のような“誰もシンセサイザーを演奏していなかった”あの高揚感溢れる時代以来、バンドのトレードマークであり続けている独創的なオーケストラの捻りがフィーチャーされている。

……と、語りたいことはまだまだあるが、ここで文字数が尽きた(「ホッとした」と、残りのRAW誌スタッフ談)。今はただ、クイーンはこれからもずっと、教養溢れる洗練性という繻子を纏ったロックン・ロールの真髄であり続けるはずだとだけ言っておこう……そして彼らの復帰は実に痛快だと。

[『RAWマガジン』1989年5月号 モーラ・サットン]

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クイーン「I Want It All」(パーロフォン)

クイーンは老舗バンドかもしれないが、いざという時には今日の生意気な若手ロッカー達に対抗する術を心得ている。彼ららしい派手な復帰作となったこのアルバムで、クイーンはディスコ・シューズを脱ぎ捨て、彼ら独自の華麗なるブランドであるパワー・メタルへと回帰した。

ブライアン・メイのギターほど激しくも甘美なサウンドは他に無く、ここでは昔ながらの面白みに溢れたフレディが腰をくねらせつつキャンプ・モード全開で論戦を挑み、「I Want It All」でスタジアムを揺るがすクライマックスへと到達する。実際、ザ・ルナチックスと比べても遠く懸け離れているわけではない、肝の座ったシアトリカルな(=芝居がかった)ロック。今それを二枚看板にしたら、世界最先端となるのではなかろうか。

[『サウンズ』1989年5月6日号 ニール・ペリー]

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仰々しく派手であり続けよ

『The Miracle』は、古き良き時代を彷彿させる、愛すべき常識外れのクイーン・アルバムだ。喉をゴロゴロと鳴らすパルプ(=俗っぽい)・ファンクからロック・ストンプ、そして初期作品群に充満していたエキセントリックで壮大なメロドラマまでが、本作ではワイドスクリーンに展開される。

『The Miracle』は、極上のエンターテイメントである - つまり、豪奢でイカレている、最高のクイーン。グループとして手掛けたことで、曲の多くが若干スキゾ的になっている。

[『サウンズ』1989年5月27日号 ポール・エリオット]

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Written By uDiscover Team

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