「今後具体的に検証していきたい」消防隊員殉職のビル火災で第1回事故調査委 原因や対策2023年1月末に公表ー静岡市

2022年8月、静岡県静岡市で消防隊員が亡くなったビル火災について「事故調査委員会」が開かれました。現場の活動状況や原因などを検証し、対策を検討します。

2022年8月、静岡県静岡市葵区呉服町のビルで3階の飲食店から出火した火災では、消火活動に参加していた静岡市消防局・駿河消防署の隊員(37)が死亡しました。

10月13日は第1回の事故調査委員会が開かれ、人間工学や消防などの有識者5人が集まりました。静岡市消防局からの事故当日の説明に対して質問をすることで火災当時の状況を共有しました。

<事故調査委 中西美和委員長>

「まだ可能性としてあり得るものを挙げたという段階ですので、今後具体的にそれらがどうなのかということを検証していきたいと思っております」

静岡市消防局は次回の事故調査委員会を11月下旬に開催し、2023年1月末までに原因や対策などについて報告書にまとめて公表するとしています。

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