城下町の秋彩る「津山まつり」 16日から、だんじり巡行を再開

3年前に開かれた「津山まつり」で津山市城東地区を練るだんじり=2019年10月20日

 城下町・津山の秋を彩る「津山まつり」(津山商工会議所、津山市などでつくる実行委と各町内会主催)が16日、大隅神社(同市上之町)を皮切りに開かれる。23日は徳守(同市宮脇町)、高野(同市二宮)の両神社で開催。新型コロナウイルス禍で2年連続中止しただんじりの巡行や催しを再開し、熱く盛り上げる。

 大隅は午前に神事。午後0時20分にだんじり4台が出発し、城東地区などを練って同市川崎の商業施設・イーストランドに集まる。一帯では傘踊りやダンスも披露される。

 徳守は神事で獅子練りや巫女(みこ)舞を奉納する。だんじりは9台が午後1時から城西地区などを巡り、奴(やっこ)通りの特設会場に集結する。会場では太鼓演奏や奴行列、津山情緒保存会の踊りを繰り広げる。

 両神社とも例年だんじりと共に出るみこしは巡行を中止し、展示にとどめる。

 高野は午前10時半の神事開始までにだんじり5台が神社に集まる。獅子舞や「浦安の舞」の奉納後、傘鉾(ほこ)が3年ぶりに巡行。午後1時から、だんじりが御旅所に向かう。

 同まつりは3社の秋祭りの総称。実行委は「秋の風物詩が再開する。会場で歴史と文化に触れてほしい」としている。

 天候や新型コロナのため変更する場合がある。問い合わせは実行委(0868―22―3141)。最新情報は公式フェイスブック。

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