岡山市は14日、新型コロナウイルスワクチンで新たに承認されたオミクロン株派生型「BA・5」対応品の接種を24日から始めると発表した。予約は14日から受け付け、市内約400の医療機関で順次開始する。25日からの市集団接種会場でも対応する。
ワクチンは米ファイザー製で、BA・5と派生型BA・4に共通して対応する成分を含んでいる。2回目を終えた12歳以上を対象とし、前回接種から5カ月以上間隔を空ける。
医療機関の個別接種では、9月に始まった「BA・1」対応品も引き続き打てる。どちらを扱うかはインターネットの県共通予約システムなどで確認でき、種類も選べる。市の集団接種会場は当面、BA・5対応品のみ。
オミクロン株対応ワクチンの接種は、現時点では無料で1人1回のみとなっている。厚生労働省は両ワクチンに効果や安全性に大差はないとしており、市は「どの種類でも、できるだけ早い接種をお願いしたい」としている。
案内のリーフレット配布
岡山市は、新型コロナウイルスのオミクロン株対応ワクチンの対象者や接種券の発送時期、予約方法などを案内するリーフレットを作った。市内全戸に順次、配達している。
対象者は2回目接種を終えた12歳以上で、前回接種から5カ月以上の間隔を空けることを図表で説明。接種券が手元にあればすぐに予約・接種可能とし、今後の発送スケジュールも記している。
接種券を紛失した場合は市コールセンター(0120―780―910)に連絡すれば1週間程度で再発行できることも知らせる。
リーフレットは三つ折りのA4判(全6ページ)。約36万部発行した。市保健管理課は「市ホームページなども活用しながら、最新の情報を提供していきたい」としている。