県展8賞の54人たたえる 岡山で表彰式、賞状や盾贈る

表彰される第73回県美術展覧会の入賞者

 第73回岡山県美術展覧会(県、山陽新聞社、おかやま県民文化祭実行委主催)の表彰式が15日、岡山市北区柳町の山陽新聞社であり、桃花賞以上の8賞に輝いた計54人をたたえた。

 受賞者や審査員ら約70人が出席。同社の清水玲子事業本部長が「2年を超えるコロナ禍の中で自分と向き合い、日々努力を重ねてきた結果。今後もますますの活躍を期待しています」とあいさつした。

 委嘱作家から選ばれる山陽新聞社大賞の洋画・直原清美さん(早島町)、工芸・岩本哲也さん(備前市)、書道・柴原靖彦さん(岡山市)、大川秀華さん(同)、写真・三宅浩一さん(浅口市)の5人をはじめ、一般応募の最高賞・山陽新聞社賞と高木聖鶴賞(書道・仮名部門)、県知事賞などの入賞者に賞状や盾などが贈られた。

 日本画、洋画、工芸、書道、写真、彫刻の全6部門の審査員が「緻密に描き込んだ力作が多かった」「足元を掘り下げ、独自の世界観を深めてほしい」などと講評した。

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