現場から映像通報体験 栃木県警が広報活動

警察官の説明を受けシステムを体験する来店客=15日午前、栃木市箱森町

 栃木県警通信指令課と栃木署は15日、栃木市箱森町のイオン栃木店で、全国で試行運用が始まった「110番映像通報システム」の通報体験と周知活動を行った。

 来店客は、模擬110番を発信後、通報者の安全確保が十分か、などの確認を受け、その場で撮影した映像を送信するまでの一連の流れを体験した。同市、公務員女性(25)は「スマホに慣れている人なら誰でも使えると感じた」と話した。

 同システムでは、110番通報者が、スマートフォンなどから映像や画像、位置情報を警察に送信できる。情報は通信指令室や現場に向かう警察官に共有され、迅速な初動対応に活用される。1日から試行運用がスタートした。

 県警は、ホームページや通信指令課でシステムに関する問い合わせに対応している。(問)同課028.621.0110。

説明を受けながら撮影する来店客=15日午前9時40分、栃木市箱森町
画像の送信画面=15日午前10時20分、栃木市箱森町

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