大キャンバスがお色直し 「背景」部分を収穫、見納めは11月中旬 行田の田んぼアートで稲刈り体験

稲刈り体験を行う参加者=15日午前、埼玉県行田市小針の「古代蓮の里」東側の水田

 埼玉県行田市小針の「古代蓮の里」東側の水田で15日、イベント「田んぼアート稲刈り体験」が行われ、参加者165人が稲刈りを体験した。

 同市の田んぼアートは約2.8ヘクタールの田んぼをキャンバスに見立て、世界最大規模として知られる。今年は人気サッカーアニメ「アオアシ」の主要キャラクターを描いた。

 対象は6月の田植え参加者で、県内外から集まった家族連れなどは鎌を使って、4種類の稲のうち、「彩のかがやき」を刈り取った。笑顔を見せつつ収穫を楽しんでいた。

 市内から母親の麻里子さん(36)と親子で参加した松本美夏ちゃん(6)は「稲刈りは初めてだったけど、楽しかった」と話した。

 刈り取った彩のかがやきは精米後に田植えや稲刈りの体験者に贈呈される。田んぼアートは背景部分を刈り取ったが、図柄部分は残っており、11月中旬まで楽しめる。

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