LGBTQ理解を 当事者ら行進 岡山市中心部、虹色の旗掲げ訴え

虹色の旗を振って行進する参加者

 LGBTQ(性的少数者)をはじめ、誰もが自分らしく生きられる社会の実現を訴えるパレードが16日、岡山市中心部で行われた。「岡山レインボーフェスタ」のメイン行事で、県内外から約250人が参加し、沿道に理解を求めた。

 石山公園(同市北区石関町)での出発セレモニーでは、主催した当事者団体「ももにじ岡山」の共同代表市川明美さん(58)=同市南区=が「岡山でのパレードも2回目。理解の広がりが感じられ、うれしい」と参加者に呼びかけた。

 参加者は、性の多様性を象徴する虹色の旗や「結婚の自由をすべての人に」と書かれた横断幕を掲げて行進。桃太郎大通りを経て市役所(同市北区大供)までの約2.3キロを1時間かけて練り歩いた。

 参加したトランスジェンダーの会社員(28)=岡山市=は「生きづらさを抱えて過ごす性的少数者も多い。誰もが安心して日常生活を送れる世の中になってほしい」と話した。

 イベントは昨年に続き2回目。同様のパレードは全国各地で行われている。

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