自転車のアジア最高位国際ロードレース「2022ジャパンカップ」最終第3日は16日、宇都宮市森林公園周回コース(10.3キロ×14周=144.2キロ)でロードレースを行い、7万6千人(主催者発表)が世界トップレベルの走りに熱狂した。ニールソン・パウレス(米、EFエデュケーション・イージーポスト)が3時間37分49秒で初優勝した。
3年ぶりの開催となったレースには、世界トップカテゴリーのUCIワールドチームを含む国内外16チームの計93人が出走。パウレスは残り1周回を前に集団を抜け出し、単独で逃げ切った。
県勢は宇都宮ブリッツェンの小野寺玲(おのでられい)が21位で最高位。那須ブラーゼンの西尾憲人(にしおけいと)が22位で続いた。
沿道のファンは拍手や鳴り物を響かせ、カラフルなジャージー姿で駆け抜ける選手たちを鼓舞。福島県から夫婦で訪れた会社員矢野祥弘(やのよしひろ)さん(51)は「3年前も思ったが、間近で見るとやっぱりスピード感が違う」と声を弾ませた。