交雑種問題を受け…オオサンショウウオの研究発表会 広島市安佐動物公園

国の天然記念物オオサンショウウオと中国の外来種との「交雑種」が県内で初めて確認されたことを受け、安佐動物公園でシンポジウムが開かれました。

16日に行われたシンポジウムでは、県内外の研究者らが日本の在来種と中国の外来種との交雑化が進む現状を発表しました。

オオサンショウウオの交雑種は今年5月、県内で初めて広島市の八幡川で確認され、これまでに27頭が見つかっています。

交雑種が増えると日本固有種が消滅する可能性もあるということです。

広島大学 清水則雄准教授「この拡大ってのはやはり人間の手が加わっているので、その拡大を止めるためには人間がきちんと正しい知識を持って移動させないことですね。そこがすごい大切ですので皆さんにご協力いただけたらと思います」

広島市は文化庁と交雑種の問題について協議を進めていく方針です。

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