とちぎ映画演劇文化協議会は25日、栃木県総合文化センターサブホールでハリウッド映画「MINAMATA」の上映会と、同作品メインキャストの一人、岩瀬顕子（いわせあきこ）（宇都宮市出身）のトークショーを開く。
同映画は、水俣病を世界に伝えた米国人写真家ユージン・スミスの取材活動を描いた。アンドリュー・レヴィタス監督、ジョニー・デップ製作・主演、音楽は坂本龍一（さかもとりゅういち）が担当。真田広之（さなだひろゆき）、国村隼（くにむらじゅん）、浅野忠信（あさのただのぶ）らが出演している。昨年、世界各地で上映され、アカデミー賞のファン投票で3位に入るほど話題となった。
午後2時半からと同6時半からの計2回、いずれも上映後に岩瀬のトークショーがある。撮影時の裏話や、水俣を訪れ被害者や支援者と交流して見聞きした内容を紹介する。
岩瀬は「水俣病については、今も病気や周囲の無理解に苦しんでいる被害者の方々がたくさんいる。（同映画は）水俣でどんなことがあったのか、エンターテインメントの力を借りて現代のわれわれに呼びかける力強い作品」として、来場を呼びかけている。
大人1700円、高校生以下1200円。予約はウェブ（https://www.quartet-online.net/ticket/minamata）で申し込み、当日精算。県総合文化センタープレイガイド（028.643.1013）での購入も可。
