津山市城東地区で15日夜、一帯を住民手作りの灯籠で彩るイベント「第3回つやま町燈路(とうろ)」(城東まちづくり協議会主催)が開かれ、約2700個の明かりが織り成す風景を家族連れらが楽しんだ。
灯籠は上部を切った牛乳パックにろうそくやLED(発光ダイオード)ライトを収め、表面にイラストや「家内安全」などの文字を入れて装飾。地区内の13町内会ごとに準備し、各町内の通りに並べたり、駐車場に置いて絵模様や町名を浮かび上がらせたりした。
午後6時半に明かりがともると、観光客らが熱心に撮影。この日は地区内の大隅神社(上之町)の秋祭りの宵宮と重なり、灯籠が両脇に並んだ出雲往来をだんじり行列が進む華やかな光景が見られた。
中道中2年の男子生徒(14)は「雰囲気があってとてもきれい。イベントで城東地区がもっと有名になれば」と話した。
灯籠は観光関係者ら8人が審査し、景観、アート、オリジナルの3賞を選んだ。イベントは新型コロナウイルス禍の地域を盛り上げようと2020年に始まった。
成績は次の通り。
景観賞 上之町2丁目▽アート賞 中之町▽オリジナル賞 東新町