渋滞慢性、バイパス整備を 沿線住民ら決起集会

 渋滞が慢性化している宮崎市・国道10号住吉道路沿線の住民でつくる「国道10号住吉佐土原間バイパス新設促進期成同盟会」(会長・清山知憲宮崎市長)は17日、同市の佐土原総合文化センターで決起集会を開いた。住民や本県選出国会議員ら約120人が参加。住吉道路西側に建設が計画される新バイパスの早期整備や、予算確保を国に要望することを確認した。
 清山会長は「会結成から24年、ようやく都市計画が決定する予定。いま一度一致団結し、力添えをお願いしたい」とあいさつ。
 住民を代表して佐土原高1年の児玉朋大(ともはる)さん(16)が「バイパスは通学時間の短縮や事故の減少、地域経済やイベント活性化にもつながる」と訴えた。
 新バイパスについては県が、国道10号宮崎北バイパスと佐土原バイパスをつなぐ4車線(約5.7キロ)のルート案で都市計画の手続きを進めている。今後、県都市計画審議会や国の新規事業採択時評価などを経て事業化が決まる。
 清山会長らは31日と11月1日に九州地方整備局や国交省などを訪れ、国の来年度予算編成に向けて要望活動を行う予定。

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