高原のリンゴたわわに 那須で収穫本格化

真っ赤に実ったリンゴの収穫作業

 【那須】里山の秋が深まりつつある中、高久甲の「大野りんご園」でリンゴの収穫が本格化している。

 標高500メートルほどの高原にある同園は、1989年に開園。約3ヘクタールの畑に11品種計約2千本のリンゴの木があり、甘みと酸味のバランスがいい「秋映(あきばえ)」などが真っ赤に実っている。

 17日は午前9時から4人が作業に当たり、実の色づきを一つ一つ確認しながら摘み取った。同園3代目の大野瑶介(おおのようすけ)さん(25)は「今年は台風の被害も少なく出来は良好」と話した。

 今後は酸味が弱く果汁が多い「名月」、甘みが濃厚な「陽光」などが収穫期を迎える。同園は11月末までリンゴ狩りを受け入れ、12月25日まで直売を行う。

 (問)同園0287.63.8078。

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