ファルケン・モータースポーツが新型ポルシェ911 GT3 Rの“カスタマー第1号”に。特別カラーでNLS8参戦へ

 ファルケン・モータースポーツは10月18日、ポルシェが2023年投入に向け開発中の新型911 GT3 Rで、10月22日に行われるニュルブルクリンク耐久シリーズ第8戦(NLS8)に参戦すると発表した。ファルケン・モータースポーツはこの新型車両でレースを行う最初のカスタマーチームとなる。

 ドイツのシュナーベル・エンジニアリングがオペレートし、タイヤメーカーのファルケンが支援するこのチームは、今週土曜日にドイツ・ニュルブルクリンクで開催されるDMVミュンスターランド・カップ4時間レースで、タイプ992型のポルシェ911 GT3 Rを1台、走らせる予定だ。

 クラウス・バッハラーとポルシェのファクトリードライバーであるジュリアン・アンドラウアーがハンドルを握る4号車は、ホモロゲーション未取得車両のための『SP-X』カテゴリーで走行する予定となっている。

 ファルケン・モータースポーツは、2018年に991型第2世代のGT3車両を初めて走らせたときと同じ『エルケーニッヒ(魔王)』デザインで、新型ポルシェを走らせる。

ファルケン・モータースポーツが公開した、NLS8での新型ポルシェ911 GT3 Rのカラーリングイメージ

 このポルシェの最新GT3車両は、2週間前にファクトリー傘下のマンタイ・レーシングの手により、NLS7でレースデビューを果たしている。

 このときはワークスドライバーのアンドラウアーとフレデリック・マコウィッキが、レースコンディションにおけるテストを兼ねて参戦し、総合3位を獲得している。

 なお、ファルケン・モータースポーツはこのレースに従来型となる991型第2世代のGT3 Rも投入、この3号車はティム・ハイネマンとマーティン・ラギンガーがステアリングを握る。

 DTMトロフィーに参戦しているハイネマンは、これまでKTMクロスボウGT2をドライブしたことはあるものの、今回初めてGT3マシンでニュルブルクリンク北コースのレースへと参戦することになる。

NLS7でテストデビューを飾った新型ポルシェ911 GT3 R

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