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長崎市立城山小の同窓会などでつくる城山小原爆殉難者慰霊会(本田魂会長)は、平和学習に役立ててもらおうと、ポケット紙芝居「城山国民学校の物語」を製作し市内の小学3年生全員に計3千冊寄贈した。
ポケット紙芝居は、旧城山国民学校に勤務していた教員と被爆した子どもたちの物語。市の紙芝居を題材に、持ち運びしやすい大きさで製作し、2019年から毎年、本格的に平和学習が始まる小学3年生に寄贈している。例年、長崎原爆の日の前に届けているが、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮して時期を遅らせた。
今年は表紙のデザインを一新。ウクライナの平和を願いウクライナカラーで彩った城山小の夜間照明と校内の嘉代子桜の写真を使用した。
同会や同小育友会の代表者が11日、市役所を訪問。橋田慶信教育長に同小の分の紙芝居を手渡した本田会長(78)は「この紙芝居を通して、子どもの時から平和について知ってほしい」と話した。