東粟倉小と大原小 一緒に授業だ! 美作、来春統合へ交流会2回目

協力して跳び箱を乗り越える両小の2年生

 来春閉校する東粟倉小(美作市東青野)と、統合先の大原小(下町)の2回目となる交流会が同小で開かれた。1~4年生が授業や給食を共にし、同級生になる仲間と親睦を深めた。

 東粟倉小の児童10人と大原小の児童92人が4日、学年ごとに分かれて授業を受けた。2年生は体育に臨み、両小の児童はボールを背中や腹で挟んで運んだり、山に見立てた8段の跳び箱を力を合わせて乗り越えたりと協力して楽しんだ。

 1年生は図工で、画用紙に描いた動物や怪獣などの絵を切り取る実技に挑戦。3年生の総合学習では大原地域が生誕地とされる剣豪・宮本武蔵などについて勉強し、4年生は音楽で校歌を披露し合った。授業後は給食の時間を共に過ごした。

 東粟倉小3年の女子児童(9)は「大原小での学校生活が想像できた。人数が多いと楽しいな」と笑顔。大原小1年の男子児童(7)は「1回目のときよりも仲良くなれた。もっと一緒に授業を受けたい」と話した。

 交流会は今後、各学年が3回交流できるように企画していく。

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