南極・昭和基地と小学校がライブ交流 隊員の母校で「南極教室」

日本から1万4000キロ離れた南極を通して地球の未来を考えてもらおうと、現地の基地と広島市の小学校が交流しました。

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児童(6年生)
「南極で一番楽しかったことはなんですか?」

南極地域観測隊 神山 正寛 隊員
「それは、もう南極の自然を味わえたことになりますかね。真っ白な、四方を雪で覆われて、地平線が見えるような環境が見えます」

広島市にある吉島東小学校です。南極・昭和基地とライブでつないだ映像をおよそ400人の全校児童がそれぞれの教室で視聴しました。

気象担当の神山 正寛 隊員は、吉島東小学校が母校です。

神山隊員は、観測の意義とあわせて、南極の氷の厚さが2000メートルほどあることや、昭和基地がある緯度からはオーロラがよく見えることなど、雄大な自然の魅力を紹介していました。

児童代表(お礼のあいさつ)
「遠い場所だけど、なんだか身近に感じることができました。いつか、わたしも南極に行ってみたいと思いました」

隊員ゆかりの学校と昭和基地を結ぶ「南極教室」は、年に10回ほど開催されているということです。

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