湯江駅の待合室に生け花 四季折々“20年” 諫早の川野さんに感謝状 JR九州

感謝状を受け取った川野さん(前列右から2人目)=諫早市、JR湯江駅

 JR湯江駅に長年生け花を飾り環境美化に貢献したとして、JR九州の田中渉長崎支社長は17日、同駅で長崎県諫早市高来町の川野石水さん(本名・天野和代)(86)に感謝状を贈呈した。
 同社は、地域に親しまれる駅づくりや鉄道のイメージアップに尽力した個人や団体に、1991年から毎年感謝状を贈っている。
 川野さんは小原流生け花教室の指導者で、2002年に当時の駅長から協力を頼まれて以降、週に1度、同駅待合室に生け花を飾る活動を継続。生花店で購入する他、自宅の庭の花や近所の人から譲り受けるなどした四季折々の花を使い、自然本来の形を生かしながら自由に制作している。
 川野さんは「好きなことをして賞を頂けるなんて、うれしい気持ちでいっぱい。元気な間はずっと続けていきたい」と笑顔で話した。


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