ふわふわの「ふっかちゃん」に思わず笑顔 深谷商高生、地元専門店とパンケーキ共同開発 10月限定販売

「ふっかちゃんのふわふわほっぺパンケーキ」(深谷商業高校提供)

 埼玉県深谷市上野台のパンケーキ専門店「Pummy(パミィ)」(田村悦子オーナー)で、同店と県立深谷商業高校(西木成男校長)3年生が共同開発した「ふっかちゃんのふわふわほっぺパンケーキ」を10月中の期間限定で販売している。同市のイメージキャラクター「ふっかちゃん」をモチーフにしたパンケーキで、「かわいい」と人気を集めている。

 商品化したのは商業科3年生の渡辺幸菜さんと堀井美陽里さん、小島彩花さん、小川美音さんで「商品開発」の授業で誕生した。昨年の3年生が作成した同店を紹介するパンフレットを見た4人が同店に魅力を感じ、協力をお願いした。

 まず、4人でふっかちゃんを題材にしたパンケーキをデザインした。アイデアを出し合って同店のコンセプトに近づくようにして開発を進めたという。

 コラボ商品は、甘すぎず、食べやすいキャラメルソースを2段のパンケーキの間に挟み、抹茶クリームで緑のバンダナ、生クリームで顔を作り、チョコレートソースで目を仕上げた。県産品「彩の国優良ブランド品 彩たまご」を使用していることも特徴で、さらに生地がフワフワになったという。粉砂糖で顔の部分を白くしようとしたが、砂糖は溶けてしまうため生クリームにした。

 生徒らは「甘さもちょうどいい」「商品がかわいいので、見ると笑顔になれるんです」とアピールする。生徒に寄り添ってきた同店スタッフで20代の菅野夏実さんも「いろんなアイデアを持っていて、想像していた以上の商品が完成しました」と生徒の着想を褒めていた。

 価格は税込みで600円。高校生、もしくは高校生が同行して学生証を掲示すると5%オフになる。月曜休み、午前10時~午後4時。

 問い合わせは、同店(電話048.594.9788)へ。

商品を開発した生徒とスタッフの菅野夏実さん(左)=深谷市上野台「Pummy」

© 株式会社埼玉新聞社