YOSAKOIさせぼ祭り開幕 3年ぶり通常開催 大賞懸け「本選」始まる

リニューアルした会場で、にぎやかに演舞を披露した踊り子たち

 西日本最大級のよさこいイベント「第24回YOSAKOIさせぼ祭り」が21日、前夜祭で開幕した。通常開催は3年ぶり。再整備したメインの名切お祭り広場会場(佐世保中央公園)は4月にオープン、させぼ祭りでは最初の舞台。約20年親しんだステージの復活に観客や踊り子からは期待の声も上がった。22日から大賞を懸けた「本選」が始まり、学生王者を決める「青春グランプリ」などが開かれる。

キッズタイムで、かわいらしい踊りを披露する園児たち=佐世保市、名切お祭り広場会場

 21日午前中には同会場で園児らが踊りを披露した。再整備された会場は、土から芝生に。ステージの向きも90度変わり、観客用の椅子席も約300席増の千席設置する。整備前の会場に思い入れがあるという踊り子の女性(34)は、最後に会場を使用した2019年を機に引退しようと考えていたという。ただ「新しい会場が気になり、今年も踊ることにした。ワクワクする」と期待を膨らませた。

YOSAKOIさせぼ祭り 本選の流れ

 本選には47チームが出場。6ブロックに分かれて、ステージとパレード演舞による1次審査に臨む。各ブロックの上位2チームが大賞を決める23日のファイナルに進出。「青春グランプリ」の優勝チームも進むことができる。また22日の審査で各ブロック3位のチームは敗者復活戦として1枠を競い、勝ち抜いたチームを加えた計14チームで大賞を争う。


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