「夢を持って再出発」 山口修、デビュー50周年 長崎で記念コンサート

美しいギターの音色と歌声で観客を魅了した山口夫妻=長崎市千歳町、長崎チトセピアホール

 長崎市のギタリスト、山口修(67)が16日、デビュー50周年記念コンサートを同市内で開き、若い頃に留学したスペインの楽曲などを披露。「これまでと同じ姿勢で、夢を持って再出発したい」と今後の抱負を語った。
 山口は冒頭、これまで支えてくれた観客に感謝の気持ちを伝えたほか、ユーモアを交えながら、南米のギターコンクールに出場したことやコロナ禍の苦境など半世紀の活動を振り返った。
 舞台では妻でソプラノ歌手の山口純子と、同市在住のピアニスト・後藤美樹が共演。バッハや、スペイン、南米の名曲、映画音楽など多彩な楽曲を披露し客席から大きな拍手を浴びた。
 終演後、デビュー当時からのファンという市内の男性(68)は「音色から優しい人柄が感じられる。国際的に活躍してきた人。これからも地元長崎の音楽界を支えてほしい」と話していた。
 山口は来年5月までを「50周年記念イヤー」と位置付け、県内外でコンサートを開く予定。今月29日には大村市内で開催する。

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