任期満了に伴う福島県知事選挙が10月13日告示、10月30日投開票の日程で実施されています。今回の福島県知事選挙には届け出順に現職の内堀雅雄氏(58)、共産党が推薦する新人の草野芳明氏(66)の無所属2名が立候補しました。本記事では無所属新人の草野芳明氏についてご紹介します。
福島県知事選挙に立候補 内堀雅雄(うちぼり・まさお)氏の経歴・政策まとめ
福島県郡山市出身、福島大学卒業。県内で高校教員を38年間務める
草野氏は1956年福島県郡山市出身、福島大学教育学部卒業。福島県内で高校教員として38年間勤務しました。県立高教組専従役員を歴任し、現在は郡山地方労連副議長、「平和のための戦争展岩瀬須賀川」実行委員会代表、「食糧支援郡山市民共同センター」事務局を務めています。
草野氏が掲げる政策とは
草野氏は自らのホームページにおいて以下の政策を公表しています。
○汚染水・ALPS処理水の海洋放出に反対
原発汚染水をこれ以上増やさないために広域遮水壁と集水井の設置を。その上で、数十年は活用予定のないデブリ用地に耐久性のあるタンクを設置すれば陸上保管は可能です。
○原発再稼働新増設ゆるさない
原発依存に回帰した岸田政権に抗議します。原発ゼロの日本へ、福島から発信します。大企業呼び込み型のイノベ構想を見直し県民本意の復興を。
○全ての市町村で学校給食を無料に
県内75%の市町村で無料化や補助が広がっています。県の補助で全県無料化を実現します。学校給食に有機農産物・地元農産物の活用を。
○県立高校の統廃合は見直しを
住民合意のない高校統廃合は中止を。教育予算を増やし、教員増・タブレット端末やエアコン代など保護者負担を軽減。
○若者の未来まもる気候危機対策を
地球温暖化対策に逆行する石炭火力発電は廃止を。環境を壊す巨大開発ではなく、地域が主役の再エネ・省エネの推進を。
○ジェンダー平等多様性を尊重する
選択的夫婦別姓、性の多様性を尊重するパートナーシップ制度を作ります。学校トイレ個室への生理用品の配備を。
○コロナ、物価高から県民を守る
次のパンデミックに備え医療・公衆衛生・保健所体制の強化を。県独自の中小企業支援金の創設を。消費税減税・インボイス中止を国に求めます。全国一律最低賃金時給1500円をめざします。
○持続可能な農林水産業へ
肥料・飼料代の補助を拡充します。持続可能な農林水産業のための予算拡充。担い手増やし・後継者支援策の強化を。