ハリウッド人気女優が「緊張した映画」を告白 連続殺人事件に関わった実在の人物に見守られ

女優ジェシカ・チャステイン(47)にとって、『ザ・グッド・ナース』は出演作の中で最も緊張した映画だったそうだ。

ネットフリックスの新作で、連続殺人犯の同僚チャーリー・カレン(エディ・レッドメイン)の逮捕を手伝った看護師エイミー・ローレンを演じるジェシカは、物語のモデルとなった実在のローレンが自身の演技を観察する独特な状況下での撮影だったという。

インディワイヤーにジェシカは「その話のモデルとなった実在の人物に見守られながら撮影したことがなかったから今までにない経験でね」と明かし、「モニターに映っていてものすごく緊張したの。誰かの話を演じる時はいつも大きな責任が伴うけど、本人が見ていたから更に緊張した」と振り返った。続けて「撮影に参加した実在のローレンは天使のようにすごく親切だった」と語った。

チャールズ・グレーバーが2013年に出版した同名小説を、トビアス・リンホルム監督が映像化した同新作について、映画監督で脚本家のクリスティ・ウィルソン=ケアンズは、「大変鮮やかに映像化されている」と賞賛する。

一方のリンホルム監督は「初めて脚本を読んだ時、私の母親を思い出したんだ。アメリカ史上最多の連続殺人犯を優しさで助けて逮捕に導いた、類い希なき人のことを書いたもので、それは勤勉な母親たち、語られることのない無名のヒーローたちのことだ」と語った。

続けて「連続殺人事件に関する映画の典型的Tな構成にならないようにすることは大きな挑戦だった。このジャンルに使い古された表現方法ではなく、新しい方法を見つけ、より現実的なアプローチを目指したんだ」と説明。「とは言ってもなかなか難しく古い手法を避けて製作するようにしたからこんなに時間がかかってしまったんだと思う」と振り返った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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