被爆証言をもとに…高校生が描く「原爆の絵」制作開始 広島

被爆者の証言をもとに高校生が「原爆の絵」を描く取り組みが今年も始まりました。

この取り組みは被爆の継承を目的に証言者の被爆体験を「原爆の絵」として高校生が制作するもので、原爆資料館が基町高校と協力し毎年行っています。

初参加の廣中正樹さん(83)は5歳の時、自宅前の小川で遊んでいた時に被爆。声を詰まらせながら父親の火葬など当時の記憶を語りました。

廣中正樹さん(83)「77年たっても当時のことが出てくる。もうずっと忘れない」

基町高校2年生 永井咲楽さん「現実に起こったことなんだなとすごく思いました。後世の人が見て少しでも何か感じるものがあるように心に訴えるようなものが(描きたい)」

「原爆の絵」は来年6月ごろに9枚完成する予定です。

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