山際経済再生相更迭 地元・衆院神奈川18区でも「議員辞職を」「残念」の声 

衆院予算委員会での答弁で、色をなして反論する山際経済再生担当相=17日午後、国会内(三木 崇写す)

 山際大志郎経済再生担当相の辞任を受け、地元では「当然」といった声が上がる一方、残念がる支持者もいた。

 「はぐらかそうとする姿勢からは、全く誠意を感じない」と語気を強めるのは、野党を支持する「18区市民の会」で事務局長を務める田中光雄さん(77)=川崎市宮前区。「被害者が多い教団と関係があり、選挙協力の話もある。辞任だけでなく、議員辞職すべき」と非難した。

 岸田文雄首相は8月、閣僚と旧統一教会との接点を調べ、関係を認めた閣僚らを交代させた。山際大臣は続投となったが、同市高津区の会社員男性(47)は「チェックが甘い。関係が分かった時点で早く辞めさせるべきだった」と政府の対応も問題視した。

 同区の自営業の男性(55)は「大臣一人が辞任して終わらせず、これを機に全ての議員が関係を見直してほしい」と話した。

 山際大臣の選対関係者は「教団との関係は聞いたことがなかった。残念としか言いようがない」と言葉少なだった。

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