上空の寒気の影響で、きょう午後も東・西日本の日本海側を中心に、大気の不安定な状態が続く見込み。天気の急な変化、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに対して注意が必要だ。全国的に気温の低い状態が続き、日差しが届きにくい関東は、北寄りの風が冷たく感じられそうだ。

まだ不安定

　この時季としては強い寒気が流れ込んでいる影響で、西日本の日本海側を中心に所々で雨や雷雨となっている。この後、夕方にかけても日本海側を中心に不安定な空模様が続くため、急な雨や落雷、突風、ひょうに対して注意が必要だ。東京など関東は引き続き雲が取れにくく、今夜は沿岸を中心に再び雨が降る見通し。

天気回復

　あす26日（水）は関東の沿岸で早い時間まで雨や雷雨の所があるが、日中は全国的に晴れる見込み。上空の寒気が東へ離れるため、日本海側でも天気が安定して、ようやく洗濯日和となりそうだ。東・北日本はまだ気温が低めだが、晴れ間が戻る地域は日差しの暖かさにひと息つけると思われる。

　27日（木）も晴れる地域が多いが、北日本の日本海側は遅い時間に天気が崩れ、28日（金）は東・西日本の日本海側でも一時的に雨や雷雨となる見込み。

　週末は北日本や沖縄で雲が多いものの、東・西日本は晴れる時間が長くなりそうだ。関東から西は快適な陽気だが、朝晩は内陸を中心に冷える所が多くなる。

（気象予報士・高橋和也）