気象庁の11月1日午前6時の実況によると、大型の台風22号(ナルガエ)は南シナ海を1時間に15キロの速さで北北西に進んだ。今後の進路予想について気象庁の予報に加え、米軍合同台風警報センター(JTWC)の見方も参考にまとめた。
気象庁の進路予想
気象庁の11月1日午前6時の実況によると、台風22号は中心気圧975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速30メートル、最大瞬間風速45メートル。北西側650キロ以内、南東側440キロ以内は風速15メートル以上の強い風が吹いている。
予想進路を見ると、今後、南シナ海を北西寄りに進む見込み。11月1日午後6時時点では、ゆっくりとした速さで北西へ。南シナ海を渡り、4日午前3時時点では華南で熱帯低気圧に変わるとみられる。
予想される勢力は11月1日午後6時時点では強い台風に発達しているとみられる。中心気圧975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速35メートル、最大瞬間風速50メートルの予報。2日午前6時は中心気圧980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速30メートル、最大瞬間風速40メートル。3日午前3時は中心気圧998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートルとみられる。
米軍(JTWC)の見方は（※参考）
米軍合同台風警報センター(JTWC)のサイトを調べてみると、気象庁と同様、台風22号は、南シナ海を北西寄りに進み、11月3日ごろからは西から南西に進路を変えるとの見方だ。中心付近の風速は11月1日午後3時時点が最も強く33メートルの予測。
中心付近の風速予測
11月1日午後3時:33m 11月2日午前3時:28m 11月2日午後3時:23m 11月3日午前3時:18m 11月4日午前3時:13m 11月5日午前3時:10m
「ナルガエ」の名前の由来
台風の名前は、「台風委員会」で各加盟国などが提案した名前が140個用意されており、発生した順につけられる。「ナルガエ」の命名国は北朝鮮で、朝鮮語で「翼」を意味する。
