ラニーニャ現象なお影響…今冬も北陸地方は雪が多そう 新潟気象台が11月からの3カ月予報発表

 新潟地方気象台は10月25日、北陸地方の11月から来年1月の3カ月予報を発表した。気温は平年並みか低く、降水量は平年並みか多い見込みで、12月や1月は平年に比べて雨や雪の日が多くなるとみている。

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 今冬は、2021年秋から続いているラニーニャ現象の影響で偏西風が日本付近で南に蛇行し、東・西日本を中心に冬型の気圧配置が強まり、寒気が流れ込みやすい状況。同気象台が9月に発表した12月~来年2月の寒候期予報は「冬型の気圧配置が強いため、降水量と降雪量は平年並みか多い見込み」としている。

 3カ月予報の降水量や寒候期予報の降雪量は、期間中の合計値を予想している。福井地方気象台の担当者は「短期間の大雪の予想まではできない。最新の予報を確認して備えてほしい」としている。

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