日本でもすっかり秋のイベントととして定着した感のあるハロウィン。
このイベントに欠かせないものの一つが仮装だが、これには“寄ってくる悪霊や魔女などから身を守る”という悪霊払いの意味がある。
ここでは、そんなハロウィンの仮装に使えそうなユニフォームを選んでみたのでご紹介しよう。
ナポリ
ナポリ 2021-22 EA7 ハロウィンキット
サッカー界では珍しいハロウィンを祝う特別ユニフォーム。ブラックを基調に、廃屋敷などに存在し不気味さの象徴でもある“蜘蛛の巣”を全体に描く。ナポリは今季もコウモリ柄のハロウィンユニを発表したが、不気味さではこの21-22モデルのほうが上回る。
ブラジリエンセ
ブラジリエンセFC 2010 サード
当時ブラジル2部だったブラジリエンセが「世界ロックの日」を記念して発表したサードユニフォーム。デザインにはアメリカのハードコアパンクバンドMisfits(ミスフィッツ)のドクロで有名なアルバムジャケットを散りばめているが、きとんと権利をクリアしたのかは不明。自社ブランドのユニだけに、その辺りは一抹の怪しさが残る。
アスレティック・ビルバオ
アスレティック・ビルバオ 2004-05 Athletic スペシャル
ビルバオが自社ブランド時代の2004年に発表した一着は、バスク人の前衛芸術家ダリオ・ウルサイ氏によるデザイン。その見た目が“血だまり”のようなことからブラッディと呼ばれた。さらにはケチャップ、スライムなどと酷評されたが、実はカルト的な人気を誇るユニである。
パレンシア
CDパレンシア 2015-16 Kappa ホーム(スペシャル)
当時スペイン4部に所属していたCDパレンシアが発表した衝撃デザイン。なんと筋肉である。日本では「どう見ても“進撃の巨人”」と話題になった一着で、ホームキットとして実際に着用している。ちなみに通常は至ってノーマルな紫のユニを着ていた。
サモラ
サモラ 2018-19 Kappa サード
パレンシアの筋肉ユニから3年。またしてもスペイン4部にとんでもないユニが登場した。しかもメーカーは筋肉ユニと同じKappaだ。体中に張りめぐらされている静脈・動脈と骨格をデザインし、心臓部分にエンブレムを描く。その名も「血液循環ユニフォーム」で、ライトグレーのGKユニはスケルトン度が増してさらに不気味である。
メキシコ
メキシコ代表 1998 ABA ホーム
今回のような“企画もの”には必ずというほど登場するメキシコ代表の通称アステカユニフォーム。1998年フランスW杯でも使用したユニで、デザインはアステカ文明時代の遺物「太陽の石」をモチーフにしたもの。今なお最高とも最悪とも評価され、サッカー界で最も有名な傑作奇抜ユニフォームである。
ティフアナ
ティフアナ 2020 Charly サード “Día de Muertos”
毎年11月1日・2日に行われるメキシコの祝祭「死者の日(Día de Muertos)」に合わせて発表した特別ユニフォーム。この祭りに欠かせないドクロを描いたデザインが強烈だ。そしてビジュアルイメージは怖いけど美しい。
ちなみにCharlyはこのシーズン、このティフアナも含め全部で5チームの「死者の日ユニ」を発表。その怖さと美しさが一部で話題を呼んだ。