秋篠宮ご夫妻は28日、29日に開幕する第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」の開会式に出席するのを前に、来県された。
正午ごろ、福田富一（ふくだとみかず）知事や山形修治（やまがたしゅうじ）県議会議長らが出迎える中、県公館に到着した。福田知事から栃木県の産業やイチゴの生産などの概要説明を受けた。
続いて、宇都宮市京町の特別支援学校宇都宮青葉高等学園を訪問し、福祉実習を視察。食品・福祉コースの2年生6人がペアになり、身体障害者が車イスからベッドへ移る際の介助方法などを見学し、生徒に「難しいですか」などと声をかけた。
同市上籠谷（かみこもりや）町の県農業大学校では、ハウス内の温度を自動調節する機能などが備わった「高機能温室」で、県産イチゴ「とちあいか」の栽培状況などを視察。
説明した同校の大橋隆（おおはしたかし）主任教授は「秋篠宮さまは、とちあいかの育成経過や交配に興味をもたれていた様子だった」と話した。紀子さまが自身のスマートフォンでイチゴの写真を撮った場面もあったという。
