「世界琉球協会」を設立、海外県人との交流促進目指す 新垣ロベルトさん 11月4日に歓迎ディナーショー

 アルゼンチン出身の沖縄県系2世で、現在は県内でイベント制作などに携わる新垣ロベルトさん(59)=宜野湾市=がこのほど、海外のウチナーンチュとの交流・交易を促進しようと一般社団法人「世界琉球協会」を立ち上げた。「第7回世界のウチナーンチュ大会」で沖縄を訪れた海外参加者を招き、地元沖縄の人たちと交流する歓迎ディナーショーを11月4日に企画している。

 ロベルトさんは、在アルゼンチン沖縄県人連合会やウチナーンチュ民間大使、琉球新報の海外通信員などで活躍した故新垣善太郎氏の長男。6年前に沖縄に移住し、沖縄市のコミュニティー放送局FMコザで「DUSIGUA LATINO」の番組を持っている。

 今回のウチナーンチュ大会では、国際通りの前夜祭パレード、沖縄セルラースタジアムでのグランドフィナーレに繰り出し、番組制作を通じて大会を盛り上げる予定だ。

 11月4日は北中城村のホテル「EMウエルネス暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」で、世界琉球協会として歓迎会を催す。海外県系人と交流しながら、琉球古典芸能や沖縄民謡、ポップスのライブ演奏を楽しむ夕べ。ロベルトさんは「沖縄の人と世界のウチナーンチュが心を一つにすることが、沖縄を豊かに発展させる」と語った。

 歓迎会は午後6~9時。一般参加も可能で6千円。問い合わせはロベルトさん090(9803)9611。

(與那嶺松一郎)

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