ファジ、J1初昇格の道絶たれる PO1回戦、山形に0―3

J1参入プレーオフ1回戦の山形戦前に、ファジアーノ岡山サポーターがバックスタンドに描き出した「ココロヒトツニ」の人文字=シティライトスタジアム

 サッカーJ2のファジアーノ岡山は30日、岡山市のシティライトスタジアムで行われたJ1参入プレーオフ(PO)1回戦で山形に0―3で敗れ、悲願のJ1昇格の道が断たれた。

 J2参戦14年目で初めてホーム開催のPOに臨んだリーグ戦3位のファジアーノは前半5分、守備陣の裏を突かれて6位山形に先制点を献上。その後はセットプレーを中心に好機をつくったが相手の粘り強い守りに阻まれ、逆に後半30分、35分と失点した。

 スタンドには約1万2千人のサポーターが詰めかけ、チームを後押しした。試合終了の笛が鳴ると、ぼうぜんと立ち尽くすイレブンに温かい拍手を送った。

 ファジアーノは今季、就任1年目の木山監督の下、勝ち点72(20勝12分け10敗)で過去最高の3位となり、6年ぶり2度目のPOに進出したが、J1昇格は来季以降に持ち越された。

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