「秋の神田古本まつり」3年ぶりに開催 並ぶ本棚に…掘り出し物は?

新型コロナウイルス感染症の影響で開催を見送っていた東京・秋の風物詩、千代田区神田神保町の古本まつりが3年ぶりに始まりました。待ちに待った開催に、神保町には多くの古本好きが訪れました。

「秋の神田古本まつり」は古本の街・神田神保町が1年で最もにぎわうという恒例行事で、通りに設置された本棚やワゴンには早速、多くの人たちが詰めかけました。今回はおよそ120の古書店が参加し、延べ100万冊ほどの古本が出品されているということです。初日の10月28日には東京都の小池知事が古本まつりに参加している書店を視察し「本の持つ特に古本の香りが、何ともいえないノスタルジアと中身の濃さを兼ね備える、魅力あふれるもの。古本まつりで神田を、千代田区を楽しむ機会になれば」とあいさつしました。

新型コロナの影響で3年ぶりの開催となった古本まつりに、主催する神田古書店連盟の伊藤俊一会長は「2年前の街の静けさを考えると、多くの人に来ていただき夢のよう。神保町は古本屋以外の楽しみもまだまだある」と話し、これをきっかけに街に人が戻ってきてほしいと話しています。

神田古本まつりは11月3日まで行われます。

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