21世紀枠に九州文化学園 推薦 長崎県高野連、来春の選抜で

 長崎県高野連は1日、第95回記念選抜高校野球大会(来年3月18日開幕・甲子園)の21世紀枠に九州文化学園を推薦すると発表した。今後、12月に九州など全国各地区で候補を1校ずつに絞り、来年1月27日の選考委員会で3校が選出される。
 九州文化学園は2006年度に男女共学となり野球部は09年創部。県内主要大会の最高成績は19年春の準優勝で、甲子園出場経験はない。この春から元プロの香田勲男氏(佐世保工高出身)が監督を務める。今秋の九州地区県大会は準々決勝まで進んだが、海星に2-3で惜敗。九州大会で県勢は海星が4強に入り、長崎日大が準優勝している。
 21世紀枠は01年の第73回大会から導入。他校の模範になる、困難な状況の克服-などを選考基準に、都道府県高野連がそれぞれ推薦する。
 記念大会となる来春の甲子園には36校が出場予定。一般枠が例年より4校多い32校で、21世紀枠3校のほか、秋の各地区大会の優勝校で競う明治神宮大会(11月18~23日)を制した地区に「神宮大会枠」が与えられる。


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