ウチナーグチ交え熱唱 ペルー県系人のバンドが会場盛り上げる うまんちゅ大交流祭

 第7回世界のウチナーンチュ大会の一環の、うまんちゅ大交流祭は1日、沖縄セルラーパーク那覇の特設ステージで開催し、伝統舞踊や民謡などのパフォーマンスが披露された。世界のウチナーンチュ大会で演奏することを目標にしていたペルー県系人のバンド「チャンチョ・コン・ピニャ」が演奏し、県系3世を中心としたメンバーが、日本語とウチナーグチを交えた歌とトークで会場を盛り上げた。

 リーダーの当山晃さん(50)は「2006年に初めて沖縄の祭りを体験して衝撃を受けた。いつか絶対に沖縄でライブがしたいと思っていた」と感慨深げに語った。ボーカル担当の金城早織さん(30)は、2014年に研修生として沖縄を訪れ、伝統・文化に強く影響を受けた。ペルーでも沖縄の歌を頻繁に歌っているという。「ウチナーンチュ大会で歌うという夢が現実になり、感動している」と話した。

 バンドは同日夜には北谷町のライブハウスモッズでも演奏。地元のアーティストと共演し、文化交流を楽しんだ。

(普天間伊織)

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