苦労乗り越え、再会に喜び 名護で「世界のナグンチュ歓迎会」ハワイの県系人ら50人が交流

 【名護】沖縄県名護市にルーツを持つ世界のウチナーンチュが集う「第7回ナグンチュ歓迎会」が1日、名護市国際交流会館で開かれた。ハワイの県系人や市内在住者ら計約50人が参加し、6年ぶりに交流を深めた。舞台ではかぎやで風や合唱などが披露され、世界のナグンチュたちが再結集を喜んだ。

 ハワイから来沖し、市数久田と世冨慶にルーツがある県系3世の玉城サイラス馨さん(69)は「コロナ禍や台風接近の中での今大会は苦労もあるが、県系1世が乗り越えてきた苦難に比べると大したことはない。古里に戻れたナグンチュたちと交流を深めることができるのは素晴らしい」と語った。

 渡具知武豊市長は「世界に羽ばたいたナグンチュたちが古里に帰ってきてくれた。物心両面の支援のおかげで今日の名護市の繁栄がある」と歓迎のあいさつをした。

(松堂秀樹)

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