人の縁が彩る和風ツリー 着物や浴衣地でオーナメント 川越プリンスホテル、地元企業や宿泊客が協力

手作りオーナメントが装飾された和風クリスマスツリー=2日、埼玉県川越市新富町の川越プリンスホテル

 埼玉県川越市新富町の川越プリンスホテルにクリスマスツリーが登場し、利用客らの目を楽しませている。ツリーはハロウィーン翌日の1日、ホテル内2カ所に設置。早くも年末を迎える雰囲気となった。

 毎年テーマを決めて飾り付けし、今シーズンは「和風」のツリーとした。古くなった着物や浴衣の布を市内レンタル店から提供してもらい、オーナメントの材料としてフロントで配布。今回初めて、宿泊客や地元企業などに装飾作りで協力してもらった。

 1階ロビーには、高さ約5メートルのツリーがお目見え。300個近い手作りオーナメントが彩っている。企画した同ホテルの鈴木美沙子さんは「見た人や参加した方々の会話のきっかけになれば。コロナ禍で接触機会が減ってしまったので、人と人を再びつなぐツリーになってほしい」と願った。展示は12月25日まで。

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