晩秋の街、色鮮やかに…絢爛豪華な山車巡る 3年ぶり本庄まつり、きょう昼ごろ市街地を渡御、巡行へ

3年ぶりの本庄まつりで巡行する山車=2日午後、埼玉県本庄市

 埼玉県本庄市で、3年ぶりに「本庄まつり」が2日始まった。本庄の鎮守様として親しまれている市内の金鑚神社の大祭は、豪華絢爛(けんらん)な山車10基のうち8基が市指定文化財。明治から大正時代に建造された。桃太郎や日本武尊などの人形が乗る江戸型山車で、金箔(きんぱく)や漆彩色で仕上げた彫刻、華麗な模様の緞帳(どんちょう)が飾られ、江戸と本庄の文化を受け継いでいる。

 2日は、各町内で山車を引き回し、祭り衣装で着飾った子どもも加わり、優雅なおはやしの音色が響き渡った。

 3日は午前11時ごろ、金鑚神社に10基が勢ぞろいし、正午ごろ、みこしの後に山車が続いて市街地を渡御する。午後2時半ごろに本庄駅前通りを巡行する。

 問い合わせは、市観光協会本庄支部(電話0495.25.1111)へ。

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