壱岐に新コールセンター 保険代理店NHSが県、市と立地協定 長崎

立地協定に調印した(左から)大石知事、樋口社長、白川市長=県庁

 生命保険・損害保険代理店NHS(東京)は2日、新しいコールセンターの立地協定を長崎県、壱岐市と結んだ。同市郷ノ浦町の旧十八親和銀行跡地で来年2月に開業する予定。現地採用を中心に3年間で約30人の雇用を見込む。
 同社は2015年3月に設立、21年1月に朝日生命のグループ会社になった。対面と通信販売を組み合わせた「ハイブリッドモデル」の保険営業を業界で初めて確立したという。全国に拠点を有し、壱岐市が12カ所目。県内では長崎、諫早、佐世保各市に次いで4カ所目。
 コールセンターは、新規客を掘り起こし、各事業所に紹介する業務を主軸とする。約20人体制でのスタートを目指す。
 県庁での調印式には、大石賢吾知事、白川博一市長、樋口公裕社長が出席。白川市長は「雇用形態が多様で、幅広い世代の市民が輝ける」と期待した。樋口社長は「長崎と福岡の両方からアクセスしやすく、通信環境も整っている。働く環境としても魅力的だと感じた」と述べた。


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