長崎県佐世保市と流通大手イオン(千葉県・吉田昭夫社長)は25日、市民サービスの向上、地域活性化を目的に包括連携協定を結んだ。その一環として、イオンはご当地WAON(ワオン)となる電子マネー「SASEBO WAON」を発行。売り上げの一部を同市に寄付し、同市は地域活性化に役立てる。
イオンの同趣旨の協定は、全国で133件目。本県では、県に続き2件目となる。ご当地WAONは今回で165種類となる。
「SASEBO WAON」のカードには、九十九島の風景がデザインされ、市内のイオン、マックスバリュなどで26日から販売(1枚300円)。順次全国のイオン店舗で販売する予定で、アップルペイに対応したスマートフォンのアプリでも発行している。
協定では観光商工、子どもの未来政策など10項目での連携を明示している。市役所で締結式があり、朝長則男市長は「ご当地WAONには期待している。今後とも連携して地域の課題解決につなげたい」、イオン九州の柴田祐司社長は「ご当地WAONはふるさと納税のようなもの。全国で『SASEBO WAON』を使ってほしい。何かあればグループ全体で佐世保を応援していきたい」と語った。
電子マネー「SASEBO WAON」発行 佐世保市とイオン 地域活性化へ連携協定
- Published
- 2022/10/26 11:50 (JST)
- Updated
- 2022/10/26 12:40 (JST)
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