日本代表、「W杯で見てみたかった」最高のユニフォーム6選

代表メンバー26名も発表され、カタールワールドカップへの期待が高まる日本代表。歴代W杯ユニフォームへの関心も高まっているようだ。

ここでは、W杯で日本代表の着用姿を見てみたかった“印象的なユニフォーム”に光を当ててみたい。

もしかしたら普段は忘れ去られているかもしれないが、どれもSAMURAI BLUEの歴史には欠かせないユニばかりである。

JFA100周年記念

日本代表 2021 adidas JFA創立100周年記念モデル

日本サッカー協会(JFA)創立100周年を記念したクラシックデザインの一着。

JFAは1930年、「国土を取り巻く海」をコンセプトにユニフォームカラーをブルーに決定。1936年のベルリン・オリンピックでこの色のユニフォームを着たチームは、国際大会で初のベスト8入りを果たしている。この100周年記念はその当時のキットを現代的に復刻したものだった。

W杯初出場20周年

日本代表 2017 adidas W杯出場決定20周年記念モデル

日本代表がワールドカップ初出場を決めた1997年から20周年を記念した「FIFAワールドカップ初出場決定20周年メモリアルユニフォーム」。2017年の親善試合シリア戦で着用している。

1997年11月16日に行われたフランスW杯アジア第3代表決定戦。日本が延長戦の末にイランとの激闘を制しW杯出場を決めた「ジョホールバルの歓喜」でのユニフォームを現代的にリデザインしたものだった。

2004アウェイ

日本代表 2004 adidas アウェイ

大きな試合で使われることがなかったためか、取り上げられることが少ないユニフォーム。キットカラーにはホワイトではなくベージュを採用している。

2004年6月にマンチェスターで行われたイングランド戦や、2005年10月の東欧遠征(ラトビア戦、ウクライナ戦)などのアウェイゲームでこのキットを着用。とくに東欧遠征では多くの選手が長袖ユニフォームを着用していた。

2001ホーム

日本代表 2001 adidas ホーム

“Future Progress”(未来の成功)をテーマに、2001年のみ使われたホームキット。ユニフォームファンの間では「コントラストモデル」と呼ばれることが多い。日本代表が準優勝した2001年のコンフェデレーションズカップなどで着用した。

ブルーを基調に肩から袖にかけてホワイトで彩る。その2色の境界にあるレッドのパイピングがアクセントとして効果を発揮し、日本らしさを落とし込んだカラーリングとなっている。

1999ホーム

日本代表 1999 adidas ホーム

「機能美」をテーマにしたユニフォームで、そのシャープでスピード感に溢れるデザインから通称「風モデル」と呼ばれる。

1999年FIFAワールドユース選手権(準優勝)、2000年シドニーオリンピック(ベスト8)、2000年アジアカップ(優勝)と輝かしい成績を残した時代のホームキット。まだ“なでしこジャパン”と呼ばれる前の女子代表も着用している。

ドーハモデル

日本代表 1992-96 adidas Puma Asics ホーム

1992年から96年にかけて使われた通称ドーハモデル。「ドーハの悲劇」を象徴することからその名が付いたが、悲劇とは直接関係がない時代も含めて一括りにそう呼ばれている。

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ドーハモデルは日本代表初のオリジナルデザイン。グラフィックはエンブレムに描かれている八咫烏(ヤタガラス)の羽をモチーフにしている。このキットはadidas(92-93、95-96)、Puma(1993-94)、Asics(94-95)の3社が持ち回りでサプライヤーを担当していた。

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