サッカーの明治安田生命J1リーグは5日、ノエビアスタジアム神戸などで最終節の9試合が行われ、首位の横浜F・マリノスは神戸を3─1で下して勝ち点を68に伸ばし、3年ぶりのリーグ制覇を決めた。クラブ創設30周年の節目を、歴代単独2位となる通算5度目の優勝で飾った。
マリノスは前半にエウベルの得点で先制。一度は追いつかれたが、後半に西村と仲川が追加点を挙げて快勝した。勝ち点2差の2位川崎フロンターレを振り切り、神奈川のクラブ同士によるリーグ史に残るマッチレースを制した。
今季のマリノスは2019年の優勝メンバーと新戦力が融合し、リーグ最多得点の圧倒的な攻撃力を発揮。天皇杯全日本選手権、YBCルヴァン・カップを含む国内三大大会で八つ目のタイトルを獲得した。
就任2年目のケビン・マスカット監督(49)は「小さな結果を積み重ねてきた結果、頂点が見えると選手たちに伝えてきた。チーム全体でもたらしたこのタイトルは歴史上にずっと残るし、忘れ去られることはないと思う」と喜びを語った。