今ワールドカップで日本代表と戦うドイツ。
FWティモ・ヴェルナーは左足首の靭帯を損傷したため、本大会の欠場が決まった。ハンシ・フリック監督は彼に代わるセンターフォワードを見つける必要がある。
ここでは、『EUROSPORT』による5人の代役候補を見てみよう。
トーマス・ミュラー(バイエルン)
彼はすでにCFとしてドイツ代表やバイエルンで貢献してきた。ただ、そこがミュラーのお気に入りのポジションというわけではない。
その型破りなプレースタイルからすると、最前線FWの後方でプレーする役割が最もしっくりくるはずだ。それが彼が最もチームに貢献できるポジションでもある。
カイ・ハヴァーツ(チェルシー)
彼もすでにフリック監督のもとで最前線のポジションでプレーした経験がある。ただ、善し悪しがある。
ハヴァーツは典型的なストライカーではないし、ヴェルナーのようなスピードやダイレクトさはない。
ただ、卓越したテクニックとエレガンスがあり、ドイツ攻撃陣のなかで重要なファクターになりえる。
ニクラス・フュルクルク(ブレーメン)
この数週間で代表での地位に名乗りを上げた大型ストライカー。
今季ブンデスリーガの得点ランクトップタイの9ゴールを決めており、ドイツ人で最も多くの得点を奪っている選手でもある(2位はバイエルンのジャマール・ムシアラの7点)。
そのパワーと落ち着きで試合をひっくり返してくれるワイルドカードとして、ドイツ代表に何かを与えてくれるかもしれない。
ただ、問題は29歳ながら代表戦で1分もプレーしたことがない点だ。
ユスファ・ムココ(ドルトムント)
近年のドイツサッカー界でワンダーキッドとして期待されてきたタレントであり、そのフィジカルは同世代たちのはるか先を行っているように見える。
その若い気楽さでフリック監督に特別な何かを与えてくれるかもしれない。
当初、17歳のアタッカーは“大人のサッカー”のなかで問題を抱えていたが、最近は自分のプレーに集中できている。
ルーカス・ヌメチャ(ヴォルフスブルク)
彼は本物のセンターフォワードになるだろう。
ただ、この23歳はまだインターナショナルクラスだと証明することはできていない。U-21代表では20試合で12ゴールを決めているが、フル代表では7試合で0ゴールに留まっている。
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ブンデスでもそれほど目立った活躍はしてない。今季の得点数は10試合で3ゴールだ。