近年、欧州で注目を集めている国の一つ、ノルウェー。
惜しくもカタールワールドカップへの出場は逃してしまったが、“怪物”アーリング・ハーランドの登場によりチーム力は明らかに増している。大舞台で再び彼らの姿を見る日も近いことだろう。
そんなノルウェー出身のJリーガーの一人が、A代表歴も持つ徳島ヴォルティスFWムシャガ・バケンガだ。
そこでQolyは、来日2年目となる30歳のストライカーを直撃!
インタビュー前編となる今回は、とっても長い名前の意味や、ノルウェーのサッカー事情、ハーランドのことなどを中心に聞いた。記事ではその一部を紹介する。
(取材日:2022年10月20日)
――(前略)今も名前が出ましたが、アーリング・ハーランド選手の存在はやはりすごく大きいのかなと思います。マンチェスター・シティでも大活躍していますが、ストライカーのバケンガ選手から見て彼はどんな選手ですか?
素晴らしいね。私にとって現在最高の「9番」だ。カリム・ベンゼマと並んでね。ハーランドとベンゼマが最高の「9番」だよ。
彼のキャリアについては興味深く見守ってきた。というのも、彼が若い時に一緒にプレーしたことがあって、その時に写真を求められたんだ。今は逆に自分が彼に写真を求めないとね(笑)。
彼の成長速度はとんでもなく速い。でもとても良いことさ。彼は最高のストライカーだよ。
――ハーランド選手とウーデゴール選手の名前の発音がちょっと日本人には難しいです。バケンガ選手にノルウェー語で発音していただいても良いですか?
イエス!
ノルウェーではこう言うんだ。Erling Braut Håland。Martin Ødegaard。これが本当の発音だよ(笑)。
昨日(徳島の)チームメイトに「Håland見た?」と聞いたんだけど、全然伝わらなくてさ。「ほーらん?ほーらん?誰?」という感じで。
それで「はーらんど」と言ったら「あー、ハーランド!」と分かってもらえたよ(笑)。
動画では他にも、名前一つ一つの意味や、自身がどんなプレーヤーか。そしてノルウェーのサッカー人気、ノルウェー代表チームの特徴、さらにはノルウェーから次々と「神童」が生まれる理由など、たっぷり聞いているのでそちらもぜひ!
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なお、ベルギー代表のルカクやフランス代表のキンペンベなどバケンガと同じコンゴ民主共和国にルーツを持つ選手たちとのつながりや、叔父で2018年にノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲさんの存在、Jリーグや徳島ヴォルティスなどについて聞いたインタビュー後編の動画はYouTubeの『Qoly公式Ch.』にて近日配信予定なのでこちらもお楽しみに。